のたりとサファリランド

行ってきました、サファリランド。

はたして何年振りでしょう。40年ぶり?とかです。
80歳の母と二人でサファリランド。
オープン9時半。オープン前から並びました。
オープンする前のゲート、こんな風になっているんですね。
ここは自家用車で入るゲート。
平日なので誰も並んでません。1番乗り!というか、1台のみ。
誰も並んでないゲートに時間前に並ぶおばちゃんとおばーちゃんが乗った車1台。
なかなかないシュールな光景です。

オープン時間になってもゲートも開かず赤信号もそのまま。
なにが正しいのか分からないのでちょっと不安になります。
2,3分後に係の人が来てゲートを開けてくれました。
ゆるい感じが牧歌的です。

でも注意事項は多いです。
・車の窓は絶対開けるな
・車のロックは絶対しろ
・万が一車が故障しても絶対外に出るな

・・・
すっかり、本当にすっかり忘れていたのですが、サファリランドはただの動物園とはわけが違いました。
一見おっとりしているように見えても危険と隣り合わせです。

とは言え、入場してすぐは牧歌的ゾーンです。

シマウマやシカやゾウ。
最初は何か動物が見えただけでキャッキャと喜びます。
ダチョウが悠然と車の前を横切るのも良いパフォーマンスです。
わざわざ車の前を横切るあのダチョウさんは絶対優秀な営業マンです。

園内はエリアごとに大きなゲートで仕切られていて草食獣と肉食獣が争わない仕様になっています。
次のゲートの前でまた注意喚起が入ります。
窓は開けるな、鍵は閉めろ、絶対降りるな
車を進めるとセンサーでゲートが開きます。
ここからは肉食獣エリアです。
最初に見えるのはハイエナ。
獰猛ですが小型なので見ている分にはそれほど怖くありません。
続いてチーターエリア。
・・・残念ながら私にはどこにいるのか分かりませんでした。
運転している上に車を停めて探そうとすると(車を停めて観察してOKです。車線が2車線あり後ろから来る車は追い越し可能になっています)、80歳の母が後部座席からギャーギャー騒ぐ(危ない!怖い!車を停めるなー!!)のでなかなかゆっくり停まれなかったのです。
やれやれと思いながら次のゲートへ。
アメリカクロクマエリア。
なかなか大きくて迫力があります。
最近(2025年夏)日本ではクマが人を襲ったニュースが頻発しているので恐怖心が起こります。
アメリカクロクマは基本的には穏やかで木の実や果実、昆虫が主食とのこと。
もっともツキノワグマだって同じ食性です。
クマさん、毛皮が暑そうです。

そうしてお次がこのサファリランドのメインエリア。
ライオンのエリアです。
結構います。
近づくのはちょっと怖く恐る恐るです。

いくつかのグループに分かれていて、大きな群れに近づくのは怖かったのですが、ペアで車道のすぐ近くに座ってくれているおそらくライオン課の営業担当のペアライオンがいたので車内からお写真パシャリ。
ありがたい限りです。

車の窓越しに写真を撮るので反射してしまいますが窓は開けてはなりません。
雄ライオンさん、たてがみ暑そうです。

ライオンエリアの終わりらへんで年老いた雄ライオンさんが見張り兼お見送りをしてくれました。
ライオン課がこのランドを支えるエースの課だという自負でしょうか。
他の動物エリアに比べファンサービスが手厚い感じです。

サファリゾーンの最後のエリアは虎。
虎もなかなかの迫力。美しいです。
ライオンより虎の方がちょっと恐ろしく感じ、写真は遠慮しました。
虎さんはファンサ一切なし。オレは媚びないぜ、的なこだわりを感じます。
アーティスト気質のご様子です。

以上でサファリゾーンはおしまい。
ここから先はふれあい広場です。
車から降りて動物たちとふれあえます。
50オーバーの私と80越えの母がわざわざ40年ぶりにサファリランドへ赴いた理由はここにあります。

ライオン赤ちゃんに大接近イベント予約/サファリランド

2025年の夏の間だけライオンの赤ちゃんと触れ合えるイベントをやっていたのです。
かわいいったら。
私はニュースで知ってすぐに予約申込み。母に伝えると最初はバカにしていたのですが、やっぱりライオンの赤ちゃんと触れ合える機会などそうないので興味津々だったようです。『仕方ないから付き合ってやってもいい』というジャイアンのような言い様でついてきました。
分かってはいましたが、母の方が大はしゃぎです。
いやだって、かわいいんですよ。

赤ちゃんライオンが怪我したりしないよう、抱きかかえるのは禁止。
撫でるだけです。
1組2分。2,000円。
高いと言えば高いのかもしれませんが、ミルク代を赤ちゃんライオンが自ら稼いでいる形です。
赤ちゃんライオンはまだ地面を歩いていないのでしょう。肉球が光ってツルツルです。
まだ噛みついても全く痛くありません。本当にひと時だけの天使のような愛らしさです。
お母さんライオンは高齢出産で1頭だけ生まれたとのことです。

サファリランドの車での入園料は一人2,600円。タブレットガイド別料金600円。
決して安くありません。でもまた行きたいです。
それがエリア維持費や動物達の餌代になります。

ふれあい広場にはプレーリードッグやキリン、リクガメ、フクロウ、馬、羊、ラクダ・・・色々います。
母はなぜかリクガメを触って大喜びしてました。
高齢者にとっても普段触れ合えない動物との触れ合いは刺激があって良いようです。

サファリランド体験は小さな旅でした。