ちっちゃなスイカができました。

暑い暑い中でどうにかこうにか生き残ってくれて。
トマトもキュウリもピーマンもカボチャも暑すぎてクタッとしてます。
雨が2ヶ月くらい本当に降らず水を撒いても撒いてもカラッカラで、毎日毎日こちらも倒れそうな暑さの中ヨレヨレとお世話をしてみんな少しづつ実を分けてくれます。

野菜の写真がほとんどないのは世話している最中は手がドロドロで写真が撮れないことと、収穫したころには私のヒットポイントがほぼゼロの青息吐息で写真を撮る気力がない為です。
地植えのトマトとキュウリはいっぱいカラスに喰われて凹みましたがそれでも毎日少しづつ食べさせてもらいました。
今は鉢植えのプチトマトとキュウリに挑戦中です。毎日スクスクと伸びていてカワイイです。
花が咲いたので収穫までもう一息でしょうか。
うちは田舎です。
私は生まれも育ちも田舎の、根っから田舎もんですが、土を耕すことを知りません。
父は農業をやっていたのに、なんにも知らないまま生きてきてしまいました。
長年都会に暮らしておりましたが、コロナ禍に田舎に戻ってきた私ははじめて庭に目をむけました。
荒れて石ころだらけの庭。
見よう見まねで庭を耕してみました。スコップで。
とにかくほじくり返して、石ころを退けて。土はカチンコチンで1メートル四方を耕すのにヘトヘトになりました。
耕したその小さなスペースにピーマンの苗を植えてみました。
虫にやられながらもピーマンはがんばって育ち沢山の実をくれました。
なんだか感動しました。
うちの庭は果樹が多く、果樹は言い方は変ですがこちらがあまり何もしなくても実をくれます。
もちろんお店で買ったものには及びませんがうちで食べる分にはそこそこの味です。
でも野菜は「樹」と違ってひ弱。
土の栄養がなくても水がなくても害虫に襲われてもすぐにへこたれてしまいます。
スーパーの野菜がキレイなのはひとえに生産者さんの努力です。
私の作った野菜は虫食いだらけでイビツです。
私は1年目は野菜ばかり見ていました。
そして今年。
今年は野菜を見るのではなく、土の声を聞いてみようと思いました。
野菜は土から栄養を吸収してできています。
土がふかふかで居心地がいいなら野菜もスクスク育つだろう、と。
ハタと立ち止まります。
土、ってなんだろう?
何をどうすればうちのカチンコチンの土はふかふかになるのだろう?
そうだ。コンポストだ!
私はせっせと生ごみでコンポスト堆肥を作りはじめました。
・・・全然足りません。
コンポスト堆肥作りには「温度」が大事です。
気温が上がり始めてコンポストが元気になるころには野菜作りは最盛期です。
仕方ないのでこれは来年用、と思いながらコンポスト堆肥をせっせと作っています。
強力な味方は納豆菌。毎日毎日納豆パックを洗った納豆液をコンポストに入れてかき混ぜてます。
今年の土はどうしよう?
そうだ、米ぬかを入れてみよう!
田舎なのでスーパーの脇に精米機がありそこで出た糠はもらってよいのです。
糠まみれになりながら糠をもらってきて耕したカチコチの土に混ぜ込んでみました。
・・・どうもこれだけじゃないな。
そうだ、枯葉を混ぜ込んでみよう!
枝打ちした枝から葉を剥がし、落ち葉を拾い、土に混ぜ込んでみました。
なんか少しマシになったな。
でもなんかまだ足りない・・・。
仕方がないので今年はホームセンターでそれっぽいものを買ってきて混ぜ込みました。
長年放置して栄養のない庭の土はカチカチです。一朝一夕にはふかふかにはなりません。
土がふかふかになるようこれからも土の声を聞きつつ試行錯誤が続きます。
そしてそれと同時に、「土とはなにか?」という私の問いへの探究も続きます。