雨が降りました。
どしゃどしゃどしゃどしゃと。
梅雨の分の水量をまとめて一気に、みたいな感じで。
今年の梅雨はカラ梅雨でした。あっちもこっちもカラッカラ。
家の近くの川の水も少なく、温度上昇のあまり藻が大量発生。
ホタルや鮎もいるような川が、1ヶ月以上緑の藻に覆われ澱んでいました。
私は、あまりの降らなさに雨ごいしました。
毎日毎日2時間かけて水撒きするシンドさと、とても水撒きだけでは足りない土の悲鳴に雨ごい。
1日1時間の夕立をお願いします!と。
最初に降ってくれた時にはうれしかったです。
水神様に全力でお礼を伝えました。
それが昨日今日のどしゃ降り。
雨雲レーダーを見ながら線状降水帯がどこに発生するのか戦々恐々としながら、雨が止む様に祈りました。強い雨雲が海に逸れる様に、これ以上この地域に降り続かないように祈りました。
ほんと、人間は自己都合です。雨降れと願った数日後に雨止めと願う。
神様からしたら人間の要望など、人間にとっての腸内細菌の声くらいちっぽけなものです。
人間に向かって腸内細菌が適量のたんぱく源よこせ、と言うくらい微妙なさじ加減で、とりあえずいっぱいやっとけばいいっしょ、と人間が焼肉がっつくようなものなのかもしれません。
本当に激しく降り続ける時間も長く、警戒レベルが上がるとドキドキしました。
うちはすぐ近くに川があります。
大雨の際は川の氾濫を警戒せねばならず、どのタイミングでどう動くことが最善かは状況により異なります。
小雨になるたびに川の水位を確認に行って、どこかに避難するか否かを検討しました。

とりあえずこちらの地域は大雨のピークが通り過ぎたようで一安心です。
一番雨足がひどい時には雷も伴っていてこれで停電したらシンドイなと戦々恐々な1日でした。
帰省で移動中の方も多かったようで、皆様の安全を祈ります。
こんなどしゃ降りの中、盆提灯を出しました。
今日は父の命日です。
雨の上がる時間があったら墓参りに行く予定でしたがとてもそんな状況ではなく、家の仏様を拝みました。
どなたの言われた話か、墓はサーバーというお話しが好きです。
故人はクラウド上にいて、墓というサーバー経由で仏様という子機に通信できる、というお話し。
だから墓を掃除すると通信環境が整う、と。
うちは毎月墓掃除に行きます。
うちは、というか、母が行きたがるので母を連れて墓参りに行き、私は毎月墓周りを草刈りをします。正直夏は命懸けです。
今月は先週行ったのですが、本当は今日も行きたかった母。あまりの雨にさすがに断念しました。
その代わりというのも変ですが、提灯。
今年は提灯を出す予定はなかったのですが、ちょうどお参りに来てくださるというご連絡もあり、じゃあせっかくだし出そうか、と。
盆提灯は薄明るく、ほんの少しの心浮き立つ感じと、もの寂しさの両方があります。
墓に行けなかった母は、提灯を燈したらそれはそれでよかったようで喜んでいました。
災害に対しての危機感と、のたりと燈る盆提灯がなんともミスマッチな日でした。